ボケ講座番外編3:iPhoneのカメラでボケ表現を可能にする2つの方法
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こんにちは、最近Twitter界隈ではボケ先生などと名乗っている Iwasaki です。
さて、撮像板サイズが大きいと、結果的にボケ円径の大きなレンズを使うことになり、ボケ表現に有利なことを前回までに散々書いてきました。
ボケにくいカメラの筆頭が iPhone 付属のカメラ(換算倍率8倍)でしたね。
フォーマットの記事に書いたように、iPhone 5 の背面カメラのレンズは 4.13mmF2.4 です。有効径は 4.13 ÷ 2.4 = 1.72mm、つまりボケ円径も 1.72mm です。これではほとんどボケません。
なので、どうしても iPhone で一眼レフ並のボケが欲しい人は、アプリを使って主被写体以外の部分をボケさせた画像を作っています。しかし、これはあくまで人工的な加工であって、本物のボケとは別物です。背景までの距離などお構いなしにボカすわけですから。
遊びと割り切って使っている人を批判するつもりは毛頭ありませんが、私自身は、できるだけ写真にウソは入れたくないので、この種のアプリは使いません。
では、iPhoneで自然にボケた写真を撮る方法はないのか?
あります。マクロ写真を撮ればいいんです。
ボケ円径(主被写体に対するボケ円の相対直径)の大きさは 1.72mm と一定ですが、主被写体を拡大すればするほど、ボケ円径も大きく写るからです。
↑ こんな感じです。それなりに遠方がボケてますね。
しかし、iPhone 5 のカメラの最短撮影距離は 6cm 程度なので、8cm x 6cm くらいの範囲までしか撮れません。
もっと近くに寄って拡大する方法はないでしょうか?
↓ その方法がこれです。
↑ クローズアップレンズを使いました。
市販のもあるのでしょうが、手近にあった約10D(焦点距離約100mm)のレンズ(カメラ用レンズではなく虫眼鏡みたいなレンズ)をカメラの前面に取り付けて撮影しました。かなり近くまで寄れて、ボケも大きくなってますね。ボケ味も素直でなかなか美しいです。
いろんな度のクローズアップレンズを使えば、さまざまな拡大率の写真が撮れます。ちなみに前回の眼の写真は、約25Dのレンズを使って撮りました。
でも、これだと遠くの主被写体を撮ってバックをボカすのは無理ですね。
うーん、困った。
しかし、ここで諦めてはボケ先生の名がすたるので、がんばってみました。
↓ これです。
双眼鏡(7×50)を使ってコリメート撮影しました。具体的な方法は、この記事で。
一眼レフの大口径中望遠レンズとまでは行きませんが、標準ズーム程度にはボケてますね。
以上、iPhone で無理矢理ボケ表現を可能にする方法を2つご紹介しました。
(ほとんど誰の役にも立たないと思いますが)
てことで、ではまた!
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