[めし] 牧のうどんは福岡県民のソウルフード
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こんにちは、メンクイの Iwasaki です。
福岡といえば、ラーメン、水炊き、もつ鍋、明太子、おきゅうと、がめ煮あたりが有名ですが、福岡の人間って意外とうどん好きなんです。
博多っ子の定番のうどん屋といえば「かろのうろん」「因幡うどん」あたりを思い浮かべます。最近の個人的注目株のなかでは「麺や ほり野」「万平」あたりが正統派博多うどんでしょう。
麺はコシがなく柔らかめ、ダシ汁(博多弁では「すめ」)は色が薄く、味は良く言えば「優しい」味、悪く言えば「ふぅたんぬるか」味です。讃岐うどんのコシの強さや、関東の真っ黒なダシ汁には、福岡県民としては どうも違和感を感じてしまいます。「病み上がりんときにゃ喰えんめぇもん」みたいな。うどんではない別の麺類と思えば旨いんですけどね。
さて、ここ「牧のうどん」は、いわゆる博多うどんではありませんが、県内だけで10店舗以上もあり、福岡県民のソウルフードと言っていいでしょう。
数年前まで、牧野さんが作ったうどん屋さんだから「牧の うどん」とばかり思っていましたが、そうじゃないんです。
Wikipediaによると「牧のうどんの前身となる店舗が開店した際、地元の人間から「牧にあるうどん屋」と言うことで牧のうどんと呼ばれるようになり、それがそのまま店舗名となって現在に至っている」ということです。
なんちゅう安易な…
本店は旧前原町の加布里(現在の住所表記では糸島市神在)にあります。牧は加布里のなかの地名です。牧公民館の近くに本社がありますが、ここの住所表記も神在です。
私の想像ですが、前身の店舗は現在の本社の場所にあって、以前はここの地名が牧だったのだと思います。住所表記変更で牧という表記がなくなったんでしょう。ここだけでなく、全国で歴史と文化のある地名がどんどんなくなってますが、歴史や文化より お役所の効率化の方が重要なんですかね?
閑話休題
牧のうどんの特徴はなんといっても「食っても食っても減らない麺」、別名 無限増殖麺でしょう。
一般的なうどんは「麺切り→茹で→(冷水での)ぬめり取りと絞め→ざるに上げ→再加熱→出汁かけ」という工程だそうですが、牧のうどんでは「ぬめり取りと絞め→ざるに上げ→再加熱」を省いているので、水で絞められていない麺がどんどんスープ(この店では ダシ汁とは呼びません)を吸ってふやけてくるわけです。
麺が増えるぶん、スープは減りますので、うどんと一緒に やかんに入ったスープも持って来てくれます。↓
↑ 私の場合、注文するのはたいてい素うどん(300円)で、ネギをたっぷり入れます。この容器にすり切りまで入っているネギのだいたい3/4くらい。残った1/4の写真がこれです。あとは唐辛子を少々。
↑ そして、うどんをかぶせてネギを蒸らします。そうこうするうちに、すでに麺は増殖し、スープは少なくなって来てますので、やかんのスープをどばどばっと注入した状態がこの写真。
↑ そして、天かすと一緒に麺を食べます。スープも飲みます。スープの味は、博多うどんに比べるとかつおと昆布のダシがよく効いています。塩気は弱めです。ネギはまだ蒸れてないので後半までお預け。
最初は食べても麺は減らないように見えますが、さすがに無限には増殖しませんから、だんだん減って来ます。食べる途中で2度ほどスープを追加するので、やかんのスープが無くなります。
後半でネギを食べて、残りの麺も食べ、スープを全部飲んで終わりです。
はぁ、今日も美味しかったぁ。
ごちそうさまでした。
牧のうどん 早良店
092-804-1151
福岡市早良区重留2丁目16-25
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