意外と簡単? 稲妻(稲光、雷)の写真を iPhone で撮影するコツ
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こんばんは、sky gazer の Iwasaki です。
つまり、空マニア。
大気光象(虹の仲間)、雲、星などを見たり撮ったりするのが好きなんです。
昨夜、稲妻の写真が何枚か撮れましたので、撮影のコツを紹介します。
稲妻の写真は運次第の部分もありますので、このコツを実行すれば必ず撮れるというワケではありませんが、撮れる確率はグンと上がると思います。
ポイントは2つです。
【明るさとピント】
基本的に、昼間の方が稲妻の撮影には向いています。
iPhone は露出がオートなので、夜だと感度などが上がりすぎて、光ったときにそのままの設定で撮れてしまい、露出オーバーの真っ白な写真になってしまうからです。
また、昼間だと画面下の方に写る建物などに、ピントを合わせてくれますが、真っ暗だと たいていピンぼけ写真になってしまいます。
でも、やっぱり夜の稲妻の方が絵的にインパクトありますよね。
ではどうすれば撮れるのか?
まず、感度などが上がりすぎないようにします。具体的には、画面の下の方にコンビニなどの明るい建物を入れます。そして、そこを画面タッチすれば感度などが下がり、稲妻も適性露出で撮れる可能性が上がります。
ピントに関しても、建物などにタッチしたことで、ほぼ無限遠に合っているはずです。
【稲妻の狙い方】
稲妻には、対地放電と雲放電の2種類があります。
対地放電とはカミナリが地面に落ちること、つまり落雷です。
ビデオで撮って見てみると、2、3回光ることが多いですが、それでも1秒以内のできごとなので、光ってからシャッターを押しても間に合わないことが多いです。
また、落雷はどこに落ちるか予測が難しいので、あらかじめ構図を決めておくことが困難です。
一方、雲放電は 雲から雲へ稲妻が走る現象です。
こちらは、稲妻が成長して行くのが肉眼で見えるほど遅いことがあります。
静止画で狙うならこちらです。
光り始めてからシャッターを押しても間に合うからです。
また、雷雲が通りすぎたあと、小雨になった時間帯が狙い目です。
自分の真上に雷雲があると、どこに稲妻が走るか予想しにくいですが、去りつつある雷雲を狙うのなら、iPhone を手でしっかり固定して光るのを待つことができるからです。
そのようにして30分くらいの間に車の中から撮った写真が上の写真と下の2枚です。トリミングはしてますが、諧調補正などはしていません。
実は、もうひとつ簡単な撮影方法があります。
ビデオカメラや iPhone の動画モードで撮る方法です。
できるだけ長時間撮影して後でいいコマを切り出すワケです。
コツは静止画のときと同様です。
これなら落雷の写真だって撮れる可能性があります。
ただ、解像度が低いのと、達成感が乏しいので…
ところで、なぜ「稲妻」という名前なのかご存知ですか?
イネの開花から結実の時期に、カミナリの放電で、空気中の窒素が酸化窒素となって雨と一緒に落ち、窒素同化されることで、イネがアミノ酸(たんぱく質の原料)を沢山作れて良い米ができるんだそうです、ホンマでっか?
では、みなさんも良き写真ライフを。
てことで、ではまた!
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