iPhone 5s のカメラは どう変わる? 〜 F値、画素ピッチ、感度、焦点距離、ボケ円径
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こんばんは、スペック大好き Iwasaki です。
今日の未明、iPhone 5s と 5c が発表されましたね。
カメラ周りの変更点は:
・720p で 120fps の高速動画撮影、つまり 4倍のスローモーション再生が可能
・10コマ/秒の連射
・白とアンバーの2灯を様々な比率で発光させる True Tone
などが目新しい点でワクワクしますが、カメラ本体のスペックの違いを iPhone 5 と比較分析してみましょう。
・F値が F2.4 から F2.2 に明るく
・画素ピッチが 1.4 から 1.5 μm に大きく
・感度が 33% アップ
このサイトの Exif 情報が正しいとすると、実焦点距離は 4.1 mm と変わらず、35mm判換算焦点距離は、33 mm から 30 mm に短くなったそうです。
これは、画素ピッチが大きくなって、画素数が 800万画素と変わらないので、撮像板サイズが大きくなり、実焦点距離が変わらないので、広角側になったということです。
いろいろ計算してみると、Exif 情報はどうも正確じゃない可能性も考えられますが、いずれにせよ広角寄りのカメラになることは間違いないでしょう。
焦点距離が33mmから30mmになると、狭いお店で壁に背中をつけて撮ったとき、10人しか写らなかったのが 11人写る、って感じでしょうか、微妙w。
私自身は広角が好きなので、今回の変更は楽しみです。
感度が上がってノイズが減るのもいいことですよね。
もうひとつ、実焦点距離をF値で割ると有効径が出ます。
上の値から計算しますと、1.71 mm から 1.86 mm に 9% アップします。
アプリ「ボケ予測」の記事で、さんざん書いてきましたように、この値は相対ボケ円径と同じです。つまり、ボケの大きさも 9% アップします。
ほんのちょっとのアップですが、楽しみですね。
あと、もし最短撮影距離が短くなっていればマクロでボケを大きくできるんですが…
ついでに、視野率はぜひとも 100% に戻して欲しいですね。
てことで、ではまた!
追記:以下は入手後に得たExif情報です。
ボケ予測Pro 1.0(¥250:執筆時)
カテゴリ: 写真/ビデオ, ユーティリティ
販売元: Masayuki Iwasaki(サイズ: 1.2 MB)
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