ヒトにも偏光検知能があった! 君はハイディンガーのブラシを見たか?

公開日: : ブログ, 自然・科学・計測・原発

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こんばんは、光学大好きのイワサキです。
 

ハイディンガーのブラシってご存知ですか?
光や視覚に人一倍興味をもつ私ですが、恥ずかしながら今日まで知りませんでした。

生物学の教科書には、昆虫など一部の生物は偏光を見ることができるが、ヒトにはその能力はない、とハッキリ書かれています。しかし、実はほんのわずながらヒトにも偏光検知能があることを、ハイディンガーというオーストリアの地質学者が1846年に報告したんだそうです(Wikipediaより)。見え方は人それぞれで、頑張っても見えない人から、見えすぎて煩わしい人まで居るようです。さて、あなたには見えるでしょうか?
 

偏光がどう見えるのか?

白一色の紙や画面を偏光した光で見ます。偏光フィルター(円偏光フィルターではなく、直線偏光フィルター)を目の前にかざして白い壁や紙を見るか、パソコンの液晶モニター(全面に偏光フィルムがかかっています)で、何も書いてない文書ファイルなどを見ます。

Haidinger's_brush

そうすると偏光が縦方向の場合、固視点を中心とした上図(Wikipediaより借用)のような模様がごくごくうっすらと見えます。偏光フィルターなら目の前でクルクル回転させると黄色いアレイ型(あるいは砂時計を横にした形)の模様も回転します。液晶モニターの場合は、製品によって偏光の方向が縦、横、斜めとさまざまで、しかも回転させるのは難しいので、その代わりに自分の頭を左右に傾けると見える確率がグッと上がります。

私の場合、黄色しか見えず、青は今のところ見えません。また、顔を傾けると傾けたのと反対方向に傾くように感じます。おそらく、脳の傾き補償機能が効きすぎているのだと思います。
 

なぜ見えるのか?

ハイディンガーのブラシの見かけの大きさは、腕をいっぱいに伸ばして指2本分の幅程度の直径で、視角にすると3°ほどに相当し、これは網膜中心部の黄斑の視角とほぼ一致します。したがって、ハイディンガーのブラシという現象は、黄斑部に特有な網膜構造のどれかが原因であろうことは想像できますが、はっきりとしたメカニズムは分かってないそうです。
 

その他の内視現象

このような内視現象(眼そのものを原因とするような視覚現象)は、他にも飛蚊症、ブルーフィールド内視現象、網膜脈管視現象、眼内閃光、プルキニエの像などがあります。いろいろ試して見てみると面白いですよ。
 

てことで、ではまた!

 

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