初心者向け Exif 情報の危険性と活用法〜その1:危険を避けるには
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こんにちは、写真よりカメラが好きな Iwasaki です。
今回から3回にわたって、デジタル写真の Exif 情報について初心者向けに解説します。
Exif 情報とは何か?
Exif は Exchangeable image file format の略称でイグジフまたはエグジフと読みます。エグザイフとは読みません。
Exif は「メタデータを含んだデジタル写真用の画像ファイルフォーマット」で、デジカメをはじめ、iPhone などの携帯電話、iPad、パソコンなど、デジタル写真を撮影できるほとんど全ての機器が、このフォーマットで画像を保存します。つまり、ユーザーが知らぬ間に、画像そのものに加えてメタデータが埋め込まれているわけです。
この Exif ファイルのメタデータ部分を Exif 情報と言います。
Exif 情報には 実にさまざまなデータが含まれます。絞りなどの撮影条件、カメラの機種、撮影時刻、GPS(Global Positioning System 全地球測位網)による撮影位置情報などなど。
Exif 情報の危険性
有効活用の話の前に、まず重要な問題点を書いておかねばなりません。
ISO感度、焦点距離などの撮影情報は、非常に便利なもので、悪用される恐れも大きくはありません。
問題は GPS の位置情報です。
GPS 情報を含んだ Exif ファイルをブログなどにそのまま投稿すると、どの場所で撮影されたのか、第三者が簡単に特定できてしまうからです。
観光地で撮った写真なら問題は少ないでしょうが、自宅や職場の場合は、個人情報が流出することになります。特に女性にとっては非常に危険なことは言うまでもありません。
やっかいなことに、GPS 機能をもつ撮影デバイスのほとんどが、デフォルトで Exif 情報に GPS 情報を付加する設定になっています。
真に良心的なメーカーなら、初心者の身の安全を考慮して デフォルトでは GPS 情報の付加をオフにしておくべきだと個人的には思いますすが、あまり期待できそうにありません。
自分が公開する画像に Exif 情報が含まれているのか、少なくとも GPS 情報が含まれているのか、常に意識して完璧にコントロールできる自信がない場合、自衛手段として、以下の方法で撮影時の GPS 設定をオフにしておくことを強くオススメします。
すでに GPS 情報付きで撮ってしまった画像ファイルを公開する際には Exif 情報を丸ごと削除してから投稿するようにしましょう。Twitter など、投稿の際に Exif 情報を自動的に削除してくれる SNS もありますが、削除してくれないサービスもありますので。
GPS 情報を付加しない方法
GPS 情報の付加をオフにすると、撮影地ごとの写真の分類などの便利機能が使えなくなります。しかし、便利さとプライバシーのどちらを優先すべきか、よく考えてから決断してください。
iPhone で GPS 情報を記録しないようにするには、[設定アプリ]-[プライバシー]-[位置情報サービス]-[カメラ] でオフにします。
まず、設定アプリを開き ↓
これで、画像ファイルに GPS 情報が付加されないようになります。
その他の撮影デバイスについても是非調べてみてください。
次回は、いよいよ有効活用について説明します。
てことで、ではまた!
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