ようかん対決!とらやvs井村屋
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こんにちは、計測マニアのイワサキです。
抹茶には、ようかんしか勝たん!ですよね。
私はだいたい毎日飲むので、甘納豆とようかんは欠かせません。
さて今日は、一番有名なようかんブランドと思われる「とらや」と、おそらく一番沢山売れていると思われる「井村屋」の小倉ようかんを徹底比較してみました。個人的には井村屋のファンで、優待欲しさに株まで買ってしまったほどです。
以下の4項目で比較しましたが、計測マニアならではの比較ポイントは最後の比重の比較です。とらやのようかんを貰った時(自分では高くて買えません笑)、他のメーカーの物よりずっしりと重たく感じませんか? 私は感じます。しかし私はヒトの感覚を信用しない人間なので、もしかしたら価格がそう感じさせているかも知れないと思ってしまいます。そこで今回は、かなり本気で比重を計測することにしました。
目次
1. 価格と寸法
2. 色
3. 食感と味
4. 比重
1. 価格と寸法
小形の小倉ようかんの価格をAmazonで調べたところ、1本あたりで、とらやの「小倉羊羹 夜の梅」が620円、井村屋の「小倉ようかん」が77円、重さが50gと58gでした。100gあたりに直して比較すると1240円と133円で、ほぼ10倍です。
ビニールパッケージの上から測った実寸は、とらやが、幅 x 高さ x 長さ [mm] = 27 x 21 x 74、井村屋が、35 x 16.5 x 75で、井村屋がやや平べったいことが分かります。角の丸みなどが若干異なるので、これを掛け合わせても正確な体積は出せませんが、井村屋がやや大きいことになります。
2. 色
3. 食感と味
噛んだ時の抵抗は、とらやの方が大きいです。つまり、硬めです。厚みもとらやの方があるので、さらに強調されます。舌触りはとらやの方が、若干きめ細かく、ねっとり舌に絡みつくような感覚がありますが、主観が入っているかも知れません。肝心の味や風味ですが、私のボロ舌では明瞭な違いは感じられませんでした。小豆の香りも自然で、どちらも文句なく美味しいです。
4. 比重
さて本題の比重です。大形のパッケージなどを持った時の感じでは、1割程度とらやの方が重いように感じますが、計測の結果はどうでしょうか。密度(g/cm3)、あるいは同じ体積の水の何倍重いかを表す比重(無単位)を測定する方法としては、メスシリンダーに水を入れて、試料を沈めた時に、体積がどれだけ増えるかを測る方法もありますが、メスシリンダーの測定精度が低いので正確とは言えません。正確な計測には、液中ひょう量法が向いています。これは、普通に空気中で重さ(A)を測定し、次に水中での重さ(W)を測定し、A/(A-W) により比重を求めます。水中で軽くなった分(A-W)は浮力、つまり押しのけた水の重さなので、比重が求められるという訳です。
実際の測定は、こんな感じです。
計測結果は以下の通り
空気中 水中 比重
とらや 25.4 g 6.6 g 1.35
井村屋 25.3 g 6.2 g 1.32
測定は25℃で行いましたので、水の密度は0.997となります。これを掛けたら、ようかんの密度が求められますが、有効数字が2桁か3桁なので計算結果は変わりません。
ちなみに、この測定方法だと、ガムテープから伸びるヒモが垂直でないと正確な重さが測れないとか、支点から先端までの距離が正確に同じでないと重さを測ったことにならないとか、色々ツッコミ所はあると思いますが、測りたいのが比重なので、水を入れる前後で条件が変わらなければ、これでいいと考えられます。
まとめ
とらやの方が井村屋より2%ほど比重が大きいという結果になりました。しかし、10%も大きいわけではなく、この程度の僅差をヒトが感知できるのか微妙です。つまり、重いと感じたのは大部分が先入観だろうと思います。おそるべし先入観。
てことで、ではまた!
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