iPhone、iPad、MBPの解像度などから最適距離と画角を計算してみた
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こんばんは、Excel 大好き Iwasaki です。
前回の記事で、今朝のアップルの新製品発表に興味なさそうな書き方をしましたが、もちろん興味ないわけではありません!
で、iPad mini Retina の解像度などを他のアップル製品と比較してみようというのが、今回のお題です。
はい、いきなり結論から どん!
比較した相手は、歴代iPhone、iPad、それに MacBook Pro Retina です。
まず 9種類の機種を、画面の解像度(ppi、pixed per inch)順に並べました。
新製品の iPad mini Retina は、iPhone Retina と並ぶ最高解像度なんですね。続いて iPad Retina、MacBook Pro Retina が来て、最後に非Retina時代のガジェットという順番になります。
2列目から6列目の画素数やサイズは、計算材料というか備忘録なのでスルーして、次に、右から2列目の最適距離を見てみましょう。最適距離とは、私が勝手に定義したものですが、それは視力 1.0 の人が、これ以上近づくと画素の粗さが見えてくるという距離のことです。以下のような計算で求められます。
5000 mm の距離から見る視力表のランドルト環の切れ目の幅と長さは約 1.5 mm です。つまり 1 pixel が 1.5 mm x 1.5 mm の画素と考えることができます。すると、この画素をデバイスの1画素の大きさにまで縮小して行ったときの距離が最適距離になります。デバイスの1画素の一辺は、25.4 / 解像度 なので、
最適距離 = (25.4 / 解像度) / 1.5 x 5000
となります。
最適距離は解像度に反比例しますので、解像度の高いデバイスほど最適距離は短いです。光学の分野では、明視距離といって 250 mm が近見作業の基準になります。iPhone や iPad などの Retina モデルは、明視距離に近い値になってますね。一方、MacBook Pro は作業時の距離を考えると 500 mm くらいはありそうなので、オーバースペックという気もします。
最後に、この最適距離で見たときに、見かけ上、画面がどれくらいの画角になるか、を考えてみました。
角度で表してもいいんですが、ここはちょっとヒネって、35mm判カメラ用の交換レンズの焦点距離に換算してみました(計算方法は省略)。
50 mm あたりが標準レンズで、角度にすると対角で46° ほどの広がりがあります。それより焦点距離が短くなると広角レンズ、長くなると望遠レンズと呼ばれます。
iPad mini Retina、iPad Retina、MacBook Pro Retina は、だいたい標準レンズ並の画角で見えるわけで、かなりの大迫力になります。
一方、iPhone Retina と 非Retina iPad は中望遠レンズの狭い画角、非Retina iPhone は 250 mm という立派な望遠レンズの超狭い画角ということが分かります。
機種選定で悩まれてる方は、この表とにらめっこして、どの距離で見たいのか、見かけ上どれくらいの大画面が欲しいのかを考えれば、機種を絞りこめるかもしれません。
あ、でも、写真好きじゃない人には逆に分かりづらかったですかね。すみません。
てことで、ではまた!
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