COVID-19分析その4〜増加率で予想する米国の今後

公開日: : ブログ, 健康, 自然・科学・計測・原発

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こんにちは、計測マニア イワサキです。

 

イタリアの状況がかなり落ち着いてきつつあるなか、アメリカでも鈍化の兆候が見えるとトランプ大統領が発言しました。それがどの程度の光明なのか、増加率の推移のブラフを見ながら分析してみたいと思います。当然ながら今回も、各国の発表した数が正しいと仮定したうえで分析します。

グラフの縦軸は、感染者数の3日増加率(当日の累計 / 3日前の累計)を出したのち、さらに滑らかにするために、その前後の値との移動平均(前日、当日、翌日の3日増加率の平均値)を算出したものです。

今回も、前回の記事で定義ししたように、3日増加率が「2」以上で感染「爆発」、「√2=1.41421」以上「2」未満が「危機」(オレンジ色の帯)、「√√2=1.18921」以上「√2」未満が「警戒」(レモン色の帯)とします。

横軸は日付ですが、国によってズラしています。3日増加率が感染爆発の指標である「2」を初めて下回った日で揃えています。つまり、アメリカでは3/25に2を下回り、爆発レベルから危機レベルになったわけですが、中国では2/1に下回っていました。ですので、中国のグラフは30日分だけ右にズラしてあります。韓国で2を下回ったのは3/2、イタリアは3/5ですので、それぞれ23日、20日ズラしてあります。それぞれの曲線の右端は最新の日付で、このグラフでは4/4が最新です。

なんで、こんなややこしいグラフを作ったのかと言いますと、より遠い過去に爆発を経験した国を見れば、より新しく爆発した国の未来が予測できる可能性があるからです。

1. 中国、韓国、イタリアのこれまで

まず、中国(青線)と韓国(赤線)とを比べてみましょう。グラフの3/25〜4/8あたりを見ると、赤線が青線よりかなり低いので、韓国は中国より拡大の抑え込みが早かったことが分かります。さらに中国は、4/7ごろにリバウントのような山が見られます。

韓国は3/2から数えて7日後の3/9には、警戒レベルを下回り、ほぼ抑え込んだと思われます。一方の中国はリバウンドのせいもあり、抑え込んだのは、2/1から16日後の2/17(グラフの日付では4/10)でした。

イタリア(紫線)はどうでしょう。3/5に2を下回り、警戒レベルを下回ったのは、それから26日後の3/31(グラフの日付は4/20)でした。韓国より19日、中国より10日も余分な日数がかかっています。その間、イタリアは母数が大きいので、毎日5000人以上の新規感染者が見つかっています。しかも、イタリアの致死率は4/6時点で12.3%であり、私が3/26の記事で予測した致死率13.4%に近づいています。多くの予測は、中国の推移と致死率4%を参考にしていると思われますので、イタリアでの死者数は大方の予測よりかなり大きな数字になるでしょう。

ちなみに、イタリアは週ごとにグラフが波打っています。週の前半には検査をあまりしていないのかもしれません。

以上をまとめると、3日増加率が2から1.19まで下がるのに要した日数は、韓国7日、中国16日、イタリア26日となります。

2. アメリカの今後

さてアメリカ(緑線)です。ざっと見たところ、これまでの減少ペースは、イタリアよりは早く、韓国よりは遅く、中国とほぼ同様です。

ただ、非常に気になるのは、ここ数日、グラフの減少が鈍ってイタリアに近づくように見えることです。ニューヨーク州での感染拡大は収束しつつあるようですが、新たに感染爆発している州があるのではないでしょうか。そうなると、アメリカは広大な国土を持つので、下手するとイタリアよりも抑え込みに日数がかかる可能性もあります。中国ペースでの抑え込みができれば、死者の予測は11万人程度でしょうが、もしイタリヤよりてこずれば、死者は100万人を超えるかもしれません。

結論として、私の予測では、このままの傾向が続くならば、アメリカはトランプ大統領の予想より、はるかに過酷な状況になると思われます。

 

今日はこのへんで。
ではまた。

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