微粉粒が少なく均一に挽けるコーヒー・ミルはプロペラ式か臼式か? 〜粒度分布を実測してみた
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最終更新日:2016/06/06
ブログ, 自然・科学・計測・原発 コーヒー
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こんばんは、計測マニアのイワサキです。
最近、コーヒーをよく飲むようになりまして、先日たてつづけに電動ミルを買いました。
Melitta MJ-518
最初に買ったのは Melitta CG-II (ネットで見るとセレクトグラインド MJ-518 & MJ-516 と同等品らしい)。ドイツのブランド、でもメイド・イン・チャイナのミル。上の写真の左側です。
値段は二千円台で、安いのはいいんですが、ミキサーと同様のプロペラ式ミルのため微粉粒が多めにできてしまって、ペーパーフィルターが詰まり気味になるんですよね。で、やっぱり臼式ミルが欲しい!ってことになりました。
カリタ C-90
臼式ミルを調べたところ、4千円台の Melitta CG-5B と、7千円台の国産のカリタ C-90 が候補として残りました。評判を見てみると、高いだけにカリタの方が粒の大きさが揃ってるようです(粒度分布が狭い)。
そこで、カリタを買って(写真右)コーヒー豆を挽いて淹れてみました。確かに微粉粒が少なめで目詰りしにくいです。しかし、これだけだと単なる主観的な印象にすぎず、計測マニアの名がすたるってもんです。
そこで、百均で目の細かさの異なる篩(ふるい)やザルを数種類買ってきて、挽いた豆を篩にかけて粒度別に分け、それぞれの分画の重さを測りました。
その結果が下の表とグラフです。
金網の孔サイズを測ったところ、1番の分画が0.46mm未満、2番が0.46mm〜0.75mm、3番が0.75mm〜1.14mm、4番が1.14mm〜2.31mm、5番が2.31mm以上でした。
Melitta に比べて、明らかにカリタの方が粒度分布が狭いことが分かります。とはいえ、挽いた状態で売っている市販の豆に比べると、ちょっとだけ分布が広いようです。当然といえば当然ですが。
さすが国産品。しかも臼刃は京セラ製のセラミックだから劣化しにくそうです。
というわけで、カリタ C-90、かなり満足しています。
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