デジタル一眼を買った初心者が最初にすべきこと:その2 絞り優先モードを使う

公開日: : 最終更新日:2014/08/07 ブログ, 写真・カメラ

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こんばんは、Iwasaki です。
 

前回は、一眼レフまたはミラーレス一眼を買ったばかりの初心者は、少なくともしばらくは「単焦点レンズ」を使った方がいいことを書きました。

今回は、いよいよカメラの使い方に入っていきます。

まず、カメラの取り扱い説明書を開いてみましょう。時間に余裕がある人は熟読してもいいんですが、忙しい人はざっと目を通すだけでも。

撮影モードや、表示モードなど、イヤになるくらい設定項目がありますよね。

とりあえずデフォルト(初期設定)のまま使って、理解ができるようになった項目から、徐々に自分好みの設定に変えればいいでしょう。

ただし、ひとつだけ最初から変えて欲しい項目があります。

それは、露出モードを絞り優先モードにすることです。

なぜか?

デジタル一眼を買った最大の理由は、大きなボケが欲しいからでしたよね。
それなら自分で絞りをコントロールしなくちゃ。
全部カメラまかせでは、ウデも上がらないってもんです。

とはいえ、慣れない間、急いで撮るときなどはプログラムモードでも結構です。でも、余裕があるときには、できるだけ絞り優先モードに切り替えましょう。
 

【絞り優先モードを使う】

slooProImg_20130527211848.jpg

普通はカメラの上面(軍艦部)に、いくつかダイヤルがあるはずです。そこにP、Av、Tv、Mとか、P、A、S、Mなどと書いてあって、AvやAを選ぶと絞り優先モードに切り替わります。ダイヤルがない場合は取説を読んで設定してください。おそらくファンクションボタンやメニューボタンを押せば、液晶画面に設定項目が現れると思います。

ついでに、ISOオートができるカメラの場合、できればオートではなく ISO 400くらいに設定しておくといいでしょう。

モード設定が終わったら、次は液晶にどんな情報を表示させるのか、という設定をします。いくつかのパターンがあると思いますが、少なくとも、絞りの値(F値)とシャッタースピードが表示される設定にしてください。

この状態でレンズキャップを開けて、適当な被写体にカメラを向け、絞りを開いたり絞ったりしてみましょう。右手の指が届きやすい場所に、絞りをコントロールするためのダイヤル または +/-ボタンがあるはずです。

F値が変わりましたか?

F値の変わり方は独特で、初心者には理解しずらいと思います。
基本的には、以下のように変わります。

 1 1.4 2 2.8 4 5.6 8 11 16 22 32 、、、

わけわかりませんね。では、この数列をひとつ飛ばしで見てください。

 1 2 4 8 16 32 、、、

これなら何となく分かりますね。
となりの2倍になってます。難しくいえば、2の累乗です。
つまり、基本の数列は √2の累乗になってるんです。

この F値が √2倍づつ増えていくことを「1段絞る」といいます。
1段絞るごとに、撮像板に届く光の量が 1/2になります。
(2段絞ると、光量は 1/4、ボケ円の面積も 1/4、ボケ円径は 1/2)

多くのカメラでは、1段きざみではなくて、より細かく 1/2段きざみや1/3段きざみでコントロールできるようになっています。中級以上のカメラでは、きざみ幅自体の変更すらできます。

F値の変わり方が分かったところで、実際に1段だけ絞ってみてください(1/3段きざみのカメラなら3回ボタンを押す)。

そのとき、シャッタースピードはどう変わったでしょうか?

最初のシャッタースピードが 1/60秒だったのなら、1段絞ったあとは 1/30秒になったはずです。

つまり2倍です。

光量が 1/2に絞られたのを補うために、カメラが自動的に露出時間を2倍にしてくれたわけです(ISOオートに設定している場合はそうならない場合もあります)。

つまり「絞り優先モード」は、正確には「絞り優先オート」または「絞り優先AEモード(AEとは自動露出の意味)」であって、面倒な露出の計算はカメラまかせでいいわけです。
 

では、いよいよ撮影です。

主被写体(適当な置物など)を0.5〜1mの距離に置いて、背景には2m以上離れた物(壁やタンスなど)が写り込むように構図を決めて、いろいろなF値で写真を撮ってみてください。絞り開放(F値が最小)から2段おきに撮って最大F値まで絞り込んだ写真まで撮ればOKです。
 

長くなりましたので、次回はこの宿題写真を見ながら、絞りの効果を解説したいと思います。

てことで、ではまた!

 

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カテゴリ: 写真/ビデオ, ユーティリティ
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