新作 iPhoneアプリ「ボケ予測」リリース!
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皆様こんにちは! 他人様のアプリ紹介記事で日間アクセス自己最多を塗りかえた Iwasaki ですorz
ええ、昨日の記事のことです。紹介記事というより、かなり辛口の検証記事なんですけどね。
人様のアプリを紹介するヒマがあったら、自分のアプリを宣伝しろよと。
というわけで本日深夜零時にリリースされるiPhoneアプリボケ予測の紹介です。今のところ無料です。審査は数日前にパスしてたんですが、ダウンロード数の多い週末にリリースしたかったものですから。
ポートレートやマクロ撮影などで、背景のボケ具合、つまり「後ボケの大きさ」を予測するアプリです。
使い方はいたって簡単で、
・焦点距離とF値をスライダーで入力します。
・画面上方に画像として後ボケが表示されます。
・見かけのボケ円径が画面下方にミリ単位で表示されます。
これだけです。
このアプリを使ってボケを自在にコントロールし、ワンランク上をめざしてみませんか?
ちなみに、iPhone4の背面カメラの焦点距離は3.85mm、F値はF2.4です。入力してみると分かりますが、ほとんどボケません。携帯カメラやコンパクトデジカメも似たようなものです。ボカすなら、やはりデジタル一眼レフ + 望遠系単焦点レンズですね。
【開発裏話】 (独り言ですのでお暇な方だけお付き合いくださいね♪)
実は、私の趣味はカメラでして、、、写真じゃなくてカメラなんです。
つまり、写真を撮るよりカメラをいじるほうが楽しいという。レンズの解像力がどのくらいか測定したり、撮像板の特性を解析したり、キヤノンのカメラにZeissやオリンパスのクラシックレンズをつけて遊んだり。
それで、ポートレートやマクロ撮影のときに、背景がどれくらいボケるのかをエクセルでいろいろ計算してた時期がありました。8年前のことです。6個くらいの変数を入力して、ちょっと複雑な計算をしてボケ円径や被写界深度などを求めていました。
ところがあるとき、「無限遠にある点光源がつくるボケの、主被写体の位置での見かけの直径は、レンズの有効径に等しい」というコロンブスの卵的な発見をしたんです。変数は「有効径」たった1個でよかったんです。光路図を描いてみると、考えてみれば当たり前であることが分かりました。しかし、カメラ雑誌や撮影技法の解説書などを見ても、そういう説明は見つけることができませんでした。光学の専門家には常識だろうと思いましたが。
で、いつか何かの形で発表できたらいいなぁと思いながら7年が過ぎ、去年の年末にiPhoneアプリの開発を始めようと思ったとき、最初に「作りたい!」と思ったのがこのアプリだったんです。
レンズの有効径は焦点距離をF値で割れば求められますから、スライダーで2つの値を入力するようにしました。
あとは、画面上方にモデルと物差しの画像を表示させて、計算された有効径と同じ大きさのボケ円をリアルタイムで描画させるだけです。しかし、このリアルタイム描画を実装する(方法を勉強する)のに9ヶ月もかかってしまいました。その勉強の過程で4つのアプリが出来て、先にリリースしたというわけです。その顛末は以前書いたとおりです。
今後はモデルの代わりにマクロ写真を表示する画面を追加できればと思っています。
皆様のご利用、評価、レビューをお待ちしております。どうぞよろしく!
ボケ予測 1.4.1(無料)
カテゴリ: 写真/ビデオ, ユーティリティ
販売元: Masayuki Iwasaki(サイズ: 1.3 MB)
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